泌尿器科

Urology

泌尿器科のご案内

前立腺肥大症、前立腺癌、膀胱癌、尿路結石(膀胱結石・尿管結石・真性包茎・陰のう水腫)などの治療を行います。

「FOR THE PATIENT」
地域の患者さんのために一人一人の悩みに向き合い、医療の向上につとめ、診療・治療につとめます。
血尿、頻尿・残尿感、排尿しにくい、尿漏れ、尿路感染などの症状の方が多く受診されます。他にPSA(前立腺腫瘍マーカー)高値、結石の痛みなども診療しております。
当院泌尿器科で診療する主な疾患は、以下のとおりです。

  • 腎臓
  • 尿管
  • 膀胱
  • 前立腺
  • 尿道・陰茎
  • 陰のう
  • 腎結石・腎癌・腎嚢胞・腎盂腎炎・慢性腎不全
  • 尿管結石・尿管腫瘍
  • 膀胱結石・膀胱癌・神経因性膀胱・過活動膀胱・膀胱炎
  • 前立腺肥大症・前立腺癌・前立腺炎
  • 尿道炎・性行為感染症(STD)・勃起障害(ED)・尿道狭窄
  • 陰のう水腫・精巣捻転・精巣上体炎・陰茎・勃起不全
  • 男性更年期障害

当院では、泌尿器科疾患全般について診療を行っています。特色は前立腺癌と膀胱癌や前立腺肥大などの経尿道的手術です。尿道結石の治療を行っています。
また、オリンパス社のNBIを使用した軟性膀胱鏡を導入し、経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)も行い治療の選択肢を増やしています。また、膀胱癌や前立腺肥大などの経尿道的手術治療も昨年より行っております。

新型HFジェネレーター AUTOCON®Ⅲ400 を導入しました

当院では、KARL STORZ社製の泌尿器科経尿道的手術で使用する新型高周波手術装置を導入しました。
切開スピードや組織に合わせ自動で出力制限を行う為、切除時の気泡発生を抑えスムーズな手術をサポートします。

前立腺肥大症

現在、50才以上の男性では5人に1人は前立腺肥大症であると言われております。[前立腺]というのは病気の名前ではなく男性のみにある臓器の名前です。下腹部の尿を貯める膀胱のすぐ下にあり、クルミ大で、真中を尿道が貫いており、精液の一部を作っている臓器です。この前立腺の代表的な病気の一つが[前立腺肥大症]です。男性のいわゆる老人病の一つで、明らかな原因は不明ですが男性ホルモンと加齢(老化)がこの病気の発生と進行に関与していると言われています。

[ 次のような症状があります ]

  • 尿がすぐに出始めない(トイレに立ってもなかなか尿が出始めない)。
  • 排尿が近くなったり、トイレまで間に合わずに漏れそうになる。
  • 排尿中勢いがない(尿線が細い、尿線が割れる、途切れる、いきみが必要等)。
  • 夜間何回も排尿に起きる(2回以上)。
  • 排尿の最後がポタポタでなかなか終らず、ズボンにしまった後もチョロチョロと尿が出てくる。
  • 排尿後もまだ尿が残ってるような感じがする。
  • 排尿時、尿の通り道が痛い
  • (飲酒後や風邪薬を服用した後)全く排尿出来なくなった。

[ 次のような検査を行います ]

  • 尿の検査:尿に何らかの異常が無いかどうかを調べる
  • エコー(超音波)検査:尿を作る腎臓や、尿を貯める膀胱、前立腺の大きさ、形状、性状等をみる。
  • 尿流測定検査:検査機器に排尿していただき実際の排尿にかかった時間や勢いをみる。
  • 直腸側から前立腺を触れてみる:前立腺の大きさ、形状、硬さ、等をみる。
    ※泌尿器科受診時は是非「尿を少し貯めた状態」でいらして下さい。

[ 次のような治療法があります ]

大きく分けて(A)薬物療法と(B)手術療法があります。

(A)薬物療法は大きく分けて3種類あります。

  • 排尿時、前立腺や尿道の緊張をゆるめる(これがもっともよく使われています)
  • 前立腺を小さくする。
  • 前立腺のむくみや、うっ血を改善する。

(B)手術療法

ほとんどは尿の通り道(尿道)から機器を入れ前立腺を尿道とともに削り、尿の通り道を拡げてやる(トンネルを広くしてやる)手術で、お腹を開けることはありません。
前立腺を削る手段は電気メス、レーザー、ラジオ波、マイクロ波等があります。
薬物、手術どちらの治療法にするかですが、ほとんどの方で先ずは薬物療法から開始します。しかし、治療に即効性を希望される方、薬物療法にても症状の改善が見られない方、急性尿閉(尿が全く出せなくなる)を繰り返す方などは手術療法を選択する事になります。当院では高周波バイポーラ電気メスの最新型を採用しています。

前立腺癌

もう一つ前立腺の代表的な疾患として前立腺癌があります。
前立腺癌は50才以上の男性に多くみられる癌です。近年の高齢化、食生活の欧米化と検査精度の向上による正確な診断により、日本人の前立腺癌の患者数やこれによる死亡数は増え続けております。
前立腺癌の二大危険因子は①年令と②男性ホルモン(テストステロン)です。長生きすればするほど癌になる可能性が高まり、男性ホルモン値が高いほど癌になり易くなります。この他、遺伝的背景や高脂肪食の摂取等が言われております。
前立腺肥大症は主に内腺が腫大(肥大)→尿道を圧迫し易いので症状が出やすい。
前立腺癌は主に外腺に発生→尿道より離れた位置に発生するため、初期の癌は全く症状がない事が多い。従って、排尿症状から肥大症と癌の区別を付けることは困難です。そして、もちろん両者の合併も大いにあり得ます。このため、肥大症の症状で受診された場合、医師はおのずと癌を念頭に入れた診察をする事になります。

[ 次のような検査を行います ]

  1. 血液検査によりPSA(前立腺特異抗原)をチェック。
    • 0~4:正常
    • 4~10:グレイゾーン
    • 10以上:癌の疑いが濃くなる。
  2. 直腸指診
  3. エコー検査
  4. MRI検査
  5. 前立腺生検
    上記の1〜4の検査で癌が強く疑われた場合、診断の確定(最終的に癌か否かを区別)はこの検査で行います。
    (注)但し、この検査で結果が「悪性所見(癌)ナシ」と出ても、前立腺癌が100%否定された訳ではありません。癌が小さい故に(又は逆に前立腺自体が大きい場合も)丁度その部が穿刺されてない可能性もあるからです。従ってその後もPSAの継続的なフォローが必要となります。

[ 次のような治療法があります ]

手術療法:
根治的前立腺全摘出術(骨盤内リンパ節廓清も含む)
「前立腺をまるごと、とってしまおう」というものです。

  • 開腹術
  • ロボット手術。術者が遠隔操作で行うもので「ダビンチ」と呼ばれる手術ロボットを用いて行われます。

放射線療法:

  1. 外照射(体外から照射)
    • IMRT(強度変調放射線療法)
    • 粒子線治療(陽子線治療や重粒子線治療等。(九州ではサガハイマット)
  2. 内照射(組織内照射)
    小線源療法(ブラキセラピー):ヨード125という放射性物質の小さな線源を(数十個)前立腺内に刺入する(埋め込む)。
    ※手術と同等の結果が得られると言われています。
  3. ロボット手術。術者が遠隔操作で行うもので「ダビンチ」と呼ばれる手術ロボットを用いて行われます。

内分泌療法(ホルモン療法):
前立腺癌に特有の古典的な治療法。前立腺癌は男性ホルモンで成長(増殖)するので、この男性ホルモンの分泌や作用を絶つ(遮断する)治療法。(定期的な注射&内服のみ)新規治療薬も増えてきています。[※除睾術(去勢術)もこの目的で行われる手術]

[ 次の二つの問題点あり ]

  • 一部には最初からホルモン感受性を持たない癌細胞があります。
  • 一部の癌細胞が治療の途中からホルモン抵抗性を獲得してくる可能性があります。

化学療法:
いわゆる制癌剤による治療。

待期療法:
「watchful waiting(注意深く見守る)」放置しておいてもその患者さんが前立腺癌で亡くなる可能性がきわめて低いと推測される場合。

  • 待期遅延内分泌療法
  • 能動的経過観察

緩和療法:
現在、ホルモン不応性前立腺癌に対し特に有効な治療はありません。従って癌により出現する症状や苦痛のみを取り除く対症療法となります。

その他:
ハイパーサーミア

尿路結石

状 ]

背中の痛みでも右もしくは左の限局した痛み、結石の場所によっては下腹部の痛みが出ることがあります。健診などの超音波で結石が見つかったりする無症状なこともあります。時々、頻尿、残尿感などの膀胱炎に似た症状で来院される方もいます。
結石が大きい場合は症状が出ないことが多く、小さな結石は尿管に引っかかった時に激痛が出現します。

査 ]

尿検査で血尿があり、レントゲンで結石を認めることができます。
尿酸結石などではレントゲンで確認できない場合は、CTで結石の場所を確認します。
腹痛などの痛みがある場合は超音波(エコー)で腎臓がはれているかを確認します。尿管に結石があると尿の流れが悪く水腎症になります。
過去に尿管結石で苦しんだ方は3ヶ月に1度のレントゲン、超音波は必要です。

[ 結石予防 ]

  • 今は成人病の一つとして体脂肪率が高い方はそうでないかたに比べて、結石になりやすいといわれています。
  • 食事では結石の種類によって予防法が違います。
    尿酸結石:痛風にならない予防。内服治療を行う。
    シュウ酸カルシウム結石:減量、食事療法など生活習慣を変える。
  • 普段からこまめな水分摂取は必要です。(食事以外に一日2リットル以上水分を十分に摂る)

[ 結石の治療 ]

自然に結石がでる自排石(じはいせき)大きさは10mm以下の結石と言われています。(CT検査、レントゲンで測定)自然排石可能な結石に関しましては内服薬などで出るのを期待して待ちます。小さな結石でも狭い場所にひっかかってしまうと出ない場合もあります。

[ 手術方法 ]

痛みの原因の結石が存在する場所によって治療方法が変わってきます。

腎結石

  • 外来

    体外衝撃波(以下ESWL):
    体の外から衝撃を与えて結石を破壊する治療
  • 入院

    1. 経尿道的尿管砕石術(以下(f-)TUL):
      全身麻酔で尿道から細い内視鏡を挿入してレーザーで結石を破壊する治療です。
    2. 経皮的腎砕石術(PNL):
      特に巨大結石などに行う治療です。全身麻酔で皮膚から直接内視鏡が挿入できる穴をあけて結石を砕く治療で特殊手術ですので大病院で主に行う手術方法です。

尿管結石

  • 外来

    ESWL:体の外から衝撃を与えて結石を破壊する治療
    体の外から衝撃を与えて結石を破壊する治療
  • 入院

    TULが主にできる手術方法です。
    尿管結石は痛いときに結石が移動しているのですが、全く痛みがない尿管結石ほど早めに治療を必要とします。結石が尿管にめり込んでいる可能性もあります。
    女性の場合はESWLの場合、骨盤内にある結石は子宮・卵巣と大切な臓器がありますので適応外になることがあります。

膀胱結石/尿道結石

経尿道的膀胱砕石術:内視鏡で結石を砕く治療です。当院でレーザーで行わせて頂きます

最後に

前立腺癌が見つかるきっかけとなるのは主に

  • 健康診断でPSAをチェックした時
  • 前立腺肥大症の症状時に泌尿器科を受診した時です。

ご心配の方はどうぞ泌尿器科を受診下さい。

手術症例件数

2019年度 述べ症例数(人)

前立腺針生検 27
経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 5
経尿道的尿管ステント留置術 5
経尿道的尿管ステント抜去術 1
膀胱悪性腫瘍手術・経尿道的・電解質溶液利用 11
包茎手術・環状切除術 3
経尿道的前立腺手術・電解質溶液利用 5
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スタッフ構成

黒川 慎一郎

日本泌尿器科学会専門医

田中 英裕

日本泌尿器科学会専門医

診療科・部門紹介

外来受付時間

月〜金曜日 午前 8:30〜11:30
午後 1:00〜5:00
土曜日 午前 8:30〜11:30
休診日 日・祝・年末年始

地域連携室

096-285-5453

【医療・福祉機関の皆さまへ】
受診相談・転院相談はこちらまで
(受付時間は外来受付時間に準じます)

外来予約センター(再診のみ)

096-340-5550

付:13時30分〜17(平日のみ)
患・初診の方は直接お越し下さい

人間ドック・予防接種

096-285-5650

付:14時〜17(平日のみ)

代表窓口

096-340-5001

熊本県菊池郡菊陽町原水2921