救急科

救急科のご案内

救急科は2023年4月に当院に開設された新しい診療科です。当院の目標である”救急医療の充実”を目指すために開設されました。まずは救急外来での診療を充実させるべく努力しているところでございます。
救急科所属医師は現在のところ1名ですが、当院には救急科専門医が3名在籍しており、救急科専門医を中心に他科の協力を得ながら、日々の救急外来診療に当たっています。

救急外来診療について

日本の救急医療体制は、患者様の重症度に応じて救急医療機関を次の3段階に分けて対応しています。

  • 一次救急医療機関:入院の必要がなく、帰宅可能な患者様への対応機関
  • 二次救急医療機関:手術や入院が必要な、重症患者様への対応機関
  • 三次救急医療機関:高度な医療処置が必要な、重篤な患者様への対応機関

当院は二次救急医療機関に位置づけられており、主に菊池・阿蘇地域の入院が必要な患者様の救急搬入を受け入れさせていただいております。実際にはウォークイン(徒歩で来院される患者様)から心肺停止症例まで、幅広く対応させていただいております。地域の救急医療の充実を図るべく、可能な限りお断りすることなく救急車の受け入れを行ってはおりますが、当院にない診療科の患者様や三次救急医療機関での対応が必要な重症患者様の場合にはお断りさせていただく場合がございます。また、当院にはICU(集中治療室)がございません。救急外来での診察・検査の結果、集中治療管理が必要と判断された患者様については、熊本市内の三次救急医療機関への転院をお願いさせていただくこともございます。申し訳ございませんが、ご理解いただければ幸いです。
当院救急外来における過去5年間の救急車受け入れ数、心肺停止症例搬入数の年次推移を以下にお示しします。

院内教育について

当院では院内急変に備えて、日本救急医学会認定ICLSコースおよびBLSコースを年に数回定期的に開催しています。多くの病院スタッフがこれらのコースを受講しており、院内急変の際に共通の知識・スキルを持って対応することができ、効果的なチーム蘇生が行えるようになってきています。

災害対応について

当院は2023年4月より災害拠点病院に認定されました。災害拠点病院とは、「災害時における初期救急医療体制の充実強化を図るための医療機関」のことです。災害はいつ起こるかわかりません。周辺地域が災害に見舞われた際にいつでも緊急の対応ができるよう、体制の整備に努めてまいります。また近年DMAT(災害派遣医療チーム)も編成いたしました。DMATを中心として、災害時の対応強化に努めてまいります。

スタッフ構成

菊池 忠

日本麻酔科学会専門医・指導医、日本救急医学会救急科専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア認定医指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医、日本高気圧環境・潜水医学会高気圧医学専門医、日本呼吸療法医学会呼吸療法専門医、日本蘇生学会指導医、日本救急医学会認定ICLS ディレクター、JATEC インストラクター

診療科・部門紹介

外来受付時間

※診療時間は科によって異なりますので、外来診察表をご確認ください。

平日 8:30〜11:30
13:00〜17:00
休診日 土・日・祝・年末年始

地域連携部

096-285-5453

【医療・福祉機関の皆さまへ】
受診相談・転院相談はこちらまで
(受付時間は外来受付時間に準じます)

外来予約センター(再診のみ)

096-340-5550

付:13時30分〜17(平日のみ)
患・初診の方は直接お越し下さい

人間ドック・予防接種

096-285-5650

付:14時〜17(平日のみ)

代表窓口

096-340-5001

熊本県菊池郡菊陽町原水2921