脳神経内科

Neurology

脳神経内科のご案内

脳神経内科は脳、脊髄、神経、筋肉などの病気を早期に発見し、適切な治療を行う診療科です。頭痛、脳卒中、パーキンソン病、てんかん、片側顔面けいれん、神経難病、などを扱っています。

主な疾患の概略

頭痛

「たかが頭痛」と考える方も多いですが、慢性的な頭痛は自分、家族、社会にまでダメージを与え、社会的損失が多い病気です。漫然と痛み止めを常用することで全身の副作用が生じる事もあります。脳神経内科で適切に対応すれば、生活の質は保たれます。「頭痛がなければ私の生活は違うのではないか」と思ったら一度脳神経内科を受診してください。

脳卒中

日本人の5人に1人が脳卒中を起こす時代になりました。大切なのは、脳血管の詰まりや症状を見逃さず、早期から積極的な治療を行うことです。脳神経内科では、生活指導や内服で「脳の血管を詰まらせない」ことを目標に治療を進めて行きます。

パーキンソン病

パーキンソン病は脳の中心部分になる「黒質」という神経細胞が壊れることで「ドーパミン」という物質が作れなくなり、その影響で手足のふるえ、筋肉のこわばり、歩行障害、動作が遅い、などの症状を起こす病気です。日本には約15万人の患者さんがいます。最近ではパーキンソン病に対して、様々な方法での治療が開発されています。脳神経内科では、パーキンソン病の治療薬の長所と短所を理解した上で、患者さんの病気の進行や症状に合わせて処方を行っています。早期からの内服とリハビリテーションで生活の質は大きく変わります。心当たりの症状がある方は一度脳神経内科を受診されてください。

てんかん

てんかんは最も頻度が高い神経の病気で、日本には全国で約100万人の患者さんがいます。てんかんの症状は全身が痙攣して意識を失う典型的な「てんかん発作」だけではなく、様々です。患者さんの不安やストレスが大きいことも特徴で、生活全般についてご相談にのっています。最近では優秀な薬も新たに開発されて、適切な治療薬を選べば約70%の患者さんは症状がなくなり、生活の質を落とさずに過ごすことが可能と言われています。

片側顔面痙攣(けいれん)・眼瞼痙攣

慢性的に片側のまぶたや頬が勝手にピクピクと動く、両側のまぶたがギューっと勝手に閉じるなど、顔の筋肉の一部が動く病気があります。以前はお薬による治療のみでしたが、近年はボツリヌス注射という方法で症状が劇的にコントロールできるようになりました。当科では原因を調べた上で最適な治療法を提供します。

神経難病

上記の他にも、脊髄小脳変性症・重症筋無力症・結節性多発動脈炎など難病と言われている多くの病気の診断と治療を行っています。これらの分野は、最先端の科学の進歩により、病気の原因や治療法が少しずつ明らかにされつつあります。脳神経内科医は最新の研究成果の情報を入手しながら、こうした難病の患者さんに治療法を還元できる機会を提供していきたいと考えています。

スタッフ構成

小林 麻子

日本内科学会認定内科医、日本神経学会神経内科専門医、日本内科学会総合内科専門医

山﨑 義宗

日本内科学会内科専門医 、日本神経学会神経内科専門医、和漢薬膳師認定医

診療科・部門紹介

外来受付時間

※診療時間は科によって異なりますので、外来診察表をご確認ください。

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