耳鼻咽喉科

Otolaryngology

耳鼻咽喉科のご案内

人間の五感のうちの聴覚・嗅覚・味覚と平衡・発声発語・嚥下という日常生活に密着した領域を扱う科です。

専門医常勤1名、専門医非常勤2名の診療体制で耳鼻咽喉科一般の診療の他に、下記の領域の臨床に携わっています。なお、毎週火曜日の午前、土曜日(不定期)の午前は久留米大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科(准教授)が担当しています。

音声言語外来(予約制)

声帯に病気があると声に異常(嗄声)をきたします。原因としては、癌、声帯結節・ポリープ・ポリープ様声帯、声帯の動きが悪い、あるいは声帯の筋肉がやせて、声門に隙間ができる等があります。また、声帯に全く異常が見られないのに嗄声をきたす場合もあります。声の使い過ぎ、無理な声の出し方から声の異常をおこした患者さんには、当科と言語聴覚士との協同で音声治療(正しい声の使い方の指導)を行います。手術は全身麻酔をかけて行う喉頭微細手術が主流です。術後は沈黙療法(声を出さない)のため5日間の入院が必要です。ごく初期の喉頭癌も、声の異常から見つかっていますので、早期発見、早期治療が大切です。

摂食・嚥下外来(予約制)

飲食物を口に取り込んで、噛んで胃の中まで送り込む働きを「摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)」といいます。高齢化社会の到来とともに摂食・嚥下障害の患者さんは増加しており、その予防、早期発見、治療が極めて重要といえます。症状には、「むせ」やすい、のどがゼロゼロという、飲み込みにくい、食事に時間がかかる、食事をすると疲れる、体重が減少しているなどがあります。症状が続くと脱水症状、低栄養、体力低下、さらには誤嚥性肺炎、窒息などの問題があります。摂食・嚥下障害の原因には、脳出血、脳梗塞、神経や筋肉の病気、咽頭・喉頭・舌の癌、食道癌、高齢者に多い慢性呼吸器疾患などがあります。検査は、患者さんの意識や認知の状態をチェックし、食べ方の様子を観察し、水飲みテスト、反復唾液のみテスト、飲み込む前後の呼吸の音を聞いて誤嚥や咽頭残留物の有無をチェックします。その後、嚥下機能評価(嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査)を行い治療方針を立てます。当科では医師、看護師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、栄養科、歯科、介護職,ケアマネージヤー等が協力し合って取り組んでいます。摂食・嚥下でお困りの方は是非当科を受診して相談されることをお勧めします。

小児言語外来(予約制)

小児の言語障害(ことばの遅れ、不明瞭な発音など)は、熊本大学発達小児科の協力を得て、言語聴覚士との協同で対応しています。

補聴器外来(予約制)

補聴器の効用は、聞こえのハンデイキャップを克服して豊かな言語生活をとリ戻すことです。特に老人の難聴は言語明瞭度が低下している場合(聞き誤りが多い)がありますので、きちんとした聴力検査が必要です。補聴器適合判定医のもと、補聴器を求める人に合った補聴器を選び、実際の場で試聴して微調整を重ねます。補聴器を試してみたい方、補聴器を持っているが装用に不満のある方はご相談下さい。定期的な点検と聴力のチェックも行っています。

★耳鳴外来(予約制)

近年耳鳴の治療には、耳鳴りを緩和する音響療法(「サウンドジェネレーター」機能が付いた補聴器)による治療が有効であることがわかってきました。耳鳴による不眠やイライラなど、日常生活にストレスを感じるような場合には、音響療法をおすすめしています。

★頭頚部領域の腫瘍について

画像診断(超音波、CT、MRI)と針生検で診断します。良性腫瘍の場合は術者として久留米大学より頭頚部腫瘍外科専門医を招聘して治療に当たっています。

★手術の対応について

外科的治療も積極的にとり入れて治療効果を上げています。

  • 扁桃摘出術(慢性扁桃炎)
  • 良性腫瘍摘出術(甲状腺、唾液腺等)
  • 喉頭微細手術(声帯ポリープ群・白斑症等)
  • 声帯アテロコラーゲン注入術(声帯麻痺、溝症)
  • 内視鏡下鼻内手術(慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症等)
  • 鼓膜換気チューブ留置術(滲出性中耳炎)
  • 先天性耳瘻孔摘出術
  • 鼓膜穿孔閉鎖術及び鼓室形成術(慢性中耳炎)

★入院治療の対応について

突発性難聴、顔面神経麻痺、摂食困難や呼吸状態の悪化が危惧されるような重度の急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などの急性疾患は原則として入院治療をお勧めしています。特に、突発性難聴はステロイド漸減法の点滴治療に加えて、発症から早期の場合は高気圧酸素療法を積極的に併用して治療効果を上げています。

睡眠時無呼吸症候群 Sleep Apnea Syndrome(SAS)

睡眠時無呼吸症候群の検査が自宅で行えるようになりました(保険診療可)

睡眠時無呼吸症候群 Sleep Apnea Syndrome(SAS)とは

睡眠中に呼吸が止まったり、低呼吸状態になったりすることにより、日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。
SASの多くは、睡眠時に気道が塞がったり、狭くなることによって起きる閉塞型です。
閉塞型の場合、重症度によって、歯科治療(マウスピース)、咽頭形成術、減量指導(食事療法)及び、CPAP(持続陽圧呼吸療法)などを行うことにより、睡眠障害を改善させることが可能です。

次のような症状があります

  • いびき
  • 倦怠感や頭重感
  • 日中の眠気
  • 起床時の頭痛
  • 夜間頻尿

閉塞型SASがもたらすリスク(健常者との比較)

  • 居眠り事故 [ 7倍 ]

    (Findley L:Am Rev Respir Dis 1989:140:529)
  • 高血圧 [ 1.37倍 ]

    (Neito FJ.JAMA 2000;283;1829-1836)
  • 夜間心臓突然死 [ 2.61倍 ]

    (Gami AS.N Engl J Med 2005;352;1206-1214)
  • 脳卒中 [ 3.3倍 ]

    (Yaggi HK et al,N Engl Med 2005;353;2034)

※SASでは酸欠状態になり、少ない酸素を全身にめぐらそうとして心臓や血管に負担がかかります。この状態が長く続くと様々な生活習慣病の合併症を引き起こす可能性があります。

検査の流れ

問診、日中の眠気の調査、鼻咽喉頭の診察

簡易検査(自宅にて)
※一泊入院検査も可能です

診断・治療

CPAP治療

その他の治療
マウスピース
手術

いびきや眠気が気になる方はご相談下さい。

手術症例件数

2019年度 述べ症例数(人)

口蓋扁桃摘出手術 10
内視鏡下鼻・副鼻腔手術 3
耳下腺腫瘍摘出術 2

スタッフ構成

伊牟田 美晴

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医、補聴器適合判定医

千年 紘子

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本気管食堂科学会認定医、日本音声言語医学会参与、日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医、身体障害者認定医

診療科・部門紹介

外来受付時間

月〜金曜日 午前 8:30〜11:30
午後 1:00〜5:00
土曜日 午前 8:30〜11:30
休診日 日・祝・年末年始

地域連携室

096-285-5453

【医療・福祉機関の皆さまへ】
受診相談・転院相談はこちらまで
(受付時間は外来受付時間に準じます)

外来予約センター(再診のみ)

096-340-5550

付:13時30分〜17(平日のみ)
患・初診の方は直接お越し下さい

人間ドック・予防接種

096-285-5650

付:14時〜17(平日のみ)

代表窓口

096-340-5001

熊本県菊池郡菊陽町原水2921